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*ふわり*
ふわり
たんぽぽの綿毛に
願いを乗っけて
青い青いこの空に
大きく翔ばそう
足もとに僕の思いをつけて
自由に舞う綿毛は
風に行方を任せた
ひとひらの羽根
木々の間を抜けて
たくさんの花の香りを感じて
人々の笑顔を見つけて
優しい風に吹かれて
僕の願いは舞っていく
空と海が交わる
太陽の生まれる場所へ
ふわりふわりと舞っていく
1つの花から旅立った綿毛は
いつかどこか自分の場所を見つけて
しっかり根をはり
強い花となる
踏まれても潰されても
また起き上がる1つの花に
そしてそこから
またたくさんの
綿毛が旅立ち
願いの輪が広がる
雨の降る日も
暗い空の日も
いつかは自分で
翔びたつ日が来るまで
しっかりと生きていく
その姿に
僕はいつの間にか
魅かれていた
だから
ふわりたんぽぽの綿毛に
想いを精一杯にこめて
ふわりふわり空に翔ばすんだ
1つが2つに
2つが3つに
3つが4つに
たくさんに
重なって揺らめいて
今日もふわりふわりと風に乗る
足もとに僕の願いをつけて
自由に踊る綿毛は
風と一緒に旅をする
ひとひらの羽根
いつか星色の願いの花が咲きますように
また道端でたんぽぽを見つけたら
大空に翔ばすよ
たくさんの旅人たちを
風と同じ透明な綿毛たちを
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