僕らという名の両翼

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  *僕らという名の両翼*     僕は恋をした 1人の孤独な天使に 恋をした   その天使は 他人の為に 自分を犠牲にする 優しすぎる 心の持ち主だったんだ   その白い小さな羽に その儚い歌声に 僕の心は 惹かれていくんだ   “君”に どんどん惹かれていって   僕は君に恋をした     君は自分の 小さな翼を 他人の為に 抜いていて   その白い翼は ボロボロになって   片翼すらも なくなって   君は自分の 綺麗な声を 他人の為に 枯らしていて   その優しい声は ズタズタになって   歌すらも 歌えなくなって   だけど そんな 優しい君だから     僕は 好きになったんだ     もしも君が 僕を必要と してくれるのならば   僕は喜んで 君に力を貸そう     僕が君の 片翼になって 君と一緒に 空を翔ぼう   もう 君を 傷つけたくないから   いつまでも 君のそばで 君の事を 守っていきたいんだ     いいだろう?   そう僕は 君の「片翼」に なったんだ   君の笑顔の為に     そう 僕と君は 「両翼」になったんだ   僕らの笑顔の為に     そして 空の彼方まで 僕らは翔んだ   「僕ら」という名の両翼で  
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