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気分を壊した俺は 英会話も跳び箱もお遊戯にも 参加せず、あぐらをかき ムスッとした顔で 園児どもを見学する。 この光景を見ていると 何だか懐かしいようで 悲しい暗い過去を思い出す。 「なんか…昔の俺みたいだ…。」 ぽかんと口をあけ呟きながらひとりうつろな俺。 「あん時の俺も…寂しかったんだよな…?」 結局再スタートした自分だが 俺は俺。俺自身はなんも変わっちゃいない。 ただ繰り返してるだけ。 んな事に気付かされるなんちゃ思ってもみなかったよ。
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