それでもぼくは恋したい

オフ会？

『ねぇねぇ、今度ﾁｬｯﾄの友達と、東京でｵﾌ会あるんだけど…行って来ていい？』

まだISDNが主流のﾈｯﾄ環境の時代、彼女はﾊﾟｿｺﾝでﾁｬｯﾄ(説明はいらないかもしれませんが、ﾘｱﾙﾀｲﾑ＆多人数で会話出来るﾒｰﾙみたいなもの)をしていた。

『東京て…また遠いなぁ』

彼女の家は兵庫、自分の家は大阪。
名古屋より東に行った事のないぼくにはかなりの長距離だ。
新幹線で行くらしいから、白浜とかに行くより時間はかからないだろうけど…。

『出来るだけ日帰りするようにするから…ね？』

確かに多少心配ではあるが、そんなに強く反対するほどの事でもないかと(当時はﾁｬｯﾄとかしてなかった＆ｵﾌ会の意味もｲﾏｲﾁわかってなかったので…)

『分かった～まぁ、気ぃつけて行ってくるんやで』

と、気軽に了承する。今から考えれば無知とはｵｿﾛｼｲですね…。

それから一週間ほど立ち彼女の旅行当日。

『今から行って来ます～お土産買ってくるね♪』

朝から元気なﾒｰﾙを残して出かけて行きました…。