充電器

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彼女の家に泊まりに行った時の事です。 ごそごそしながら二人ですごす夜、そして翌日の朝…。 『(長○剛の曲)』 部屋に(少しくぐもった音で)携帯電話の着信音が響く。 『…なってるよ~』 入れた覚えのない着メロだったので、彼女の電話だと思い、つついて起こす。 時間を確認しようと自分の携帯を取ろうとする…枕元には仲良く並んだ二台の電話。 あれ?二人の携帯は枕元、鳴ってるのは…足元? 『携帯…二台持ってるん?』 『知らないよ~お隣さんじゃない?』 『そっかぁ…』 眠いので納得しかけるが、さらにもう一度着信音が鳴る。 もちろん、お隣りではなくこの部屋で…。 『…鳴ってるやろ』 さすがに二度目は意識がハッキリしている状態で鳴ったので、あきらめたのか足元のバッグから渋々と携帯を出して来る。 ちなみに『家族割あるから~』と、一緒に借りた携帯は○U、出て来たのは○コモ。 少しキレ気味に(少しかまかけて) 『前からおかしいとおもてたけどやっぱりか(気付いてなかった…いつからや??)…で、充電器とかは?』
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