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何気ない日、仕事帰り~彼女の顔を想いながら(喜ぶかな~などと思いながら)お土産のケーキなど購入。
秋風の冷たい夜の道、足早に家に向う。
『ただいま~』
1LDKのそんなに広くない部屋に自分の声が響く。
リビングでコタツに入り、テレビでキ○タクのドラマを見てる彼女。
『ケーキ買ってきたよ~』
おかえりの声がなかったのが寂しいが、気にしないでコタツの上に箱を置く。
『ん~、私やっぱり男前が好き…』
彼女がボソッと呟く…。八つ年下で可愛いと言える彼女と、そんなに男前でもなく、たいした取り柄もない自分。
分かってるさ言われなくても…。
…その後トイレで少し泣いた…
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