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ルール説明が終わると、チームリーダーを決める時間となった。
「アリスは無理なんだろ?」
「……」
カイの確認にアリスは無言の頷きを返す。元より、彼女はこのレベルの戦いへの興味は薄いらしい。
「私はカイが良いと思う。
こういう時は班長が仕切らなきゃ、ね?」
リナは先日、くじ引きで負けて、班長になったカイに笑顔を向けた。
「仕切り役と司令塔は違う気がするんだけど……まあ、良いか」
「……貴方の敗北は全員の敗北。
勝つ自信は?」
「……俺は負けない」
カイの返答にアリスは頷きを返す。
どうやら了承されてたらしい。
「私も賛成!」
「俺も構わないよ」
満場一致で司令塔はカイに決定し、A、Bのブロック分けのくじ引きが行われる。
結果、カイ達はグループAになった。
ーグループAー
1、4、6、7(カイ班)、9班
ーグループBー
2、3(バーティス班)、5、8、10班
「Bグループは観覧席で観戦。
Aグループはフィールドに向かえ」
マディの指示に従い、生徒達はそれぞれの場所へ向かう。
フィールドはいつも地面だけの闘技場ではなく、草木生い茂る森になっている。
《よし、全員配置についたみたいだな。
ま、全力を出し切ってくれや。
じゃ、試合、開始!》
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