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――穏やか過ぎる日常も悪くないですね。でも、戦いの火蓋は徐々に近づいてきてるんですよー―
「!? ……夢か」
カイは珍しく朝早くに目が覚めた。
「おはよう、お兄ちゃん」
物音で目が覚めたらしく、ミントは欠伸をしている。
「おはよ。よく寝れた?」
「うん、グッスリ!
あ、ごめんね、お兄ちゃんのベッド勝手に使って」
「いや、大丈夫、大丈夫。
それよりも、今日からリナの所泊まりに行くけどミントも来るか?」
「私も行きたい!」
「じゃあ、リナに伝えとかないと」
カイとミントは朝食を食べ終えると、クレスト家に向かう。
中庭では3人が朝の修行をしていた。
「おはよう」
「カイが早起きしてきた!
雪降るんじゃないか!?」
「……どういう意味だよ!?」
「言葉の通りさ!」
その後、乱闘もとい修行を終えたカイ達は、リナの部屋で今日の予定を話し合った。
問題は晩餐会までどうやって時間を潰すか、という事になる。
結果、近くの街で魔術道具でも見てまわろうという結論に達した。
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