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5人は街に着くと、すぐに街中を歩き始める。
午前中一杯歩き、昼食を取った後は自由行動する事になった。
ミントはリナと一緒にアクセサリーショップに、シンは魔術書を探しに本屋へ行く。
2人きりになるカイとアリス。
先に口を開いたのはカイだった。
「アリス、そろそろ話してくれ」
「……どういう意味?」
カイは今朝の夢の声について話した。
「戦いが始まるってどういう事なんだ?
もう、これ以上知らないままでいるのは嫌だよ」
「……確かに自分の中に得体の知れない力が存在する事に嫌気がさすのは当然。
丁度良い、話すね」
「本当に?」
「ただし、」
そして、次のアリスの言葉は耳を疑うものだった。
「今から私と戦って。
結果次第では全部ではないけど、私やマディ先生の隠している事について話す」
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