対抗戦代表決定戦

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「神臥守留我息吹求夢癒交希望乃光也! 【聖ノ息吹キ】」 クレアの全身の傷口が輝き、傷が癒えていく。 「へぇ…。 流石は聖術。素晴らしいですわ。 そして、興味深い」 ティナはプリンセス・ウィップを回復中のクレアの右脇腹に叩き込む。 「ぐっ…!!【フラッシュ・チェーン】」 クレアは倒れる瞬間に光の鎖を出現させるが、ティナはすでに空中におり、プリンセス・ガンを連射した。 弾丸はクレアの手足を貫き、大量の血を撒き散らす。 「があっ!!」 「私の、勝ちですわ」 「まさかここまでとは…。 真実の瞳、素晴らしい力です」 「ありがとう。 ですが、ここまで、ですわね?」 「ええ。私の負けです。 勝てるかと思ったのですが…。 やはり、お強いですね」 「潔くて結構、ですわ」 「あなたに天使王のご加護がありますように」 クレアは目を瞑り、祈りを捧げた。 そして、対抗戦のメンバーが決定した。 近距離・カイ、アリス 中距離・サム、リリー 遠距離・シン、バーティス 魔術者・リナ、ティナ カイ達は2年、3年の試合を見学しようと考えたのだが、すでに終了していた。 聞く所ではクラウス先輩達も余裕で勝ったらしいが。 明日から始まる強化講習に備えるべく、カイ達は部屋に帰ると、すぐに眠りについた。
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