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僕がもう1人の僕と葛藤し始めたのはこの頃だ
女の子達にからかわれるのが、不思議だった
そう僕は自分を男の子だと信じていたから「女の子に抱き付かれたら、男の子だったら誰だって顔が赤くなるに決まってる」と思っていた。
卒園が近付いてきた頃だった、やっと女の子達が僕をからかう理由を教えてくれた
「え?僕は男の子じゃないの?」と心で呟いた
しかし、その頃はまったくショックはなかった
でも、僕はなぜか不思議な気持ちになった
自分の中にもう1人自分がいるのだろうか?と思った
そう、ようやく自分が女の子だと気付いたのだ
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