あの雲で、あの空を。

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果てしなく続く空を見上げて 無邪気にはしゃぐ雲をつかんだ 不思議そうに手を伸ばしたら 描き始めた虹の架け橋 「大きな雲に乗ろう!」なんてね。 そんな事言いながら風にもたれた この僕の側であとどれくらい季節(トキ)を過ごしてゆくのだろう 少し急に不安がらせる そんな癖(シグサ)さえも見せてくれる 坂道下り角を曲がる そこに何も無いと知っていても 何気なく泣いてみたり笑ったり 意味もないのに見つめたり そして Ah あの雲のそばで 君と二人で笑えたら ねぇ この空の向こう 何があるのか全て解るような気がして… ありきたりな夢を語り そっと頬を寄せる 一つ一つ確かめ合うように ただ寄り添うだけで幸せ感じてる幼子のよう 絡めた指も離さない もう一度 あの頃と同じ風が吹く場所で歩き始めてみよう 素敵な声や優しさやぬくもりに塗り変えれる二人の勇気 Ah あの雲のそばで 君と二人で笑えたら ねぇ この空の向こう 何があるのか全て解るような気がして…
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