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キプチャクの国にある1つの街、ワイルドマイルタウン。
そこが僕の生まれ故郷、そして武道の道を極めたはず……
でも何で、僕は今(検閲削除)な格好で草原で引っ張られているのか。
理由はただ一つ。
この赤い髪をした女魔法使い、フェインとあのおかみが勝手に僕を熱狂的な盗賊集団「GOD」の一員だと勘違いした以外に考えられない。
フェインは(削除)な僕を引っ張りながら放浪している。
「しっかしねぇ、何でお前がごっどの本拠地を忘れたんだべ?」
まだフェインは僕を一員だと勘違いしている。
「だ・か・ら、僕はGODの一員じゃないと何回言えば分かるんだよォ!」
「調子にのってんじゃねぇよ!GUESS野郎!」
「だから英語自重しろ!」
と、下らない言い争いをしているなかでモヒカン頭が一匹近づいてきた。
「姉ちゃん、こんな砂漠にどうしたのかな?俺と休憩所でやらない?」
モヒカン自重しろぉぉォッッ!
これで強制非公開になったらお前を恨むぞぉぉォッッ!
しかし、僕はモヒカンの言動に突っ込むのに夢中で自分が浮いていたのを露ほども知らなかった。
「ぺぷし!」
「まん!」
フェインの荒業に僕もモヒカンも悲鳴をあげる。しかし、フェインは魔法使いなのに何で力があるんだ?
「仕様だべさ!」
仕様だけで片付けるなよ!越前!
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