act2 ごっどの館

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入口の自動ドアを抜けると、そこは完全なラブホテルであった。       「某略奪集団もいかがわしいところがアジトだったりするから、これは自然なんだべ」     フェインがすぐさまこういう風に解釈するが、やはり附に落ちない。     「まぁ、いいべ。とりあえずあのスタッフにちぇっくいんの手続きを……」     おいぃぃぃィッッッ!このままじゃあ、僕が捨てられて教師と禁断の恋を歩むストーリーになるだろぉぉぉぉっッッ!     「GUESS野郎にはお似合いの展開だね。そしてお前は病気で……いや、なんでもないべ」     なんだこの不快な表現は!最近の死ねば感動する純愛(笑)ものとは違うんだぞ!この小説は!     と思っても仕方がないので、スタッフに声をかけた。     「王子様、お姫様、いらっしゃいませ。お部屋は決まりましたか?」     なるべく普通な部屋にしたかった僕は、一番ましに見えた部屋を選ぶことにした。     「じゃあ……3ば……」     「13番、ゴルゴもびっくりSMルームでお願いしますべ」     「はい、13番ですね」   フェイン…………   お前はとことんS野郎なんだな…………     13号室の鍵を手にいれたフェインはそのまま13号室へとむかった。
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