act2 ごっどの館

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とりあえず僕の生存が確定されたから、地の文も一人称に戻す。     偶然にも飛ばされた先が湖だったことも幸いして、僕は生き永らえた。たった18ページで死ぬような奴は主人公じゃないからな。     フェインと共についていく理由。はじめはバトルオブエンドにむけてと言っていたが、本当の理由はそこではない。     彼女の一面を探るのと僕自信を磨くためだ。   あの懐かしそうな顔つき、彼女をそうさせた理由がそこにはある。   名前負けと呼ばれないために僕自身が強くなる。それもまた理由なり。       フェインはきょとんとしていたが、すぐにこう返した。     「私のレクチャーに耐えるなら……いいんだべさ」     レクチャーとは何ぞやと気にはかけたものの、僕は準備をしてこの町に別れを告げた。     「あなたが改心する日を……」   おかみは泣きながら僕らを見送っていた。 しかし、改心って勘違いは結局解けなかったな。     「……真の強さは認めるべ。これからも視点はお前で進んでもよさそうだな」     フェインが見直したかのように僕を見る。     ちょっとした笑みを浮かべながら     「あぁ……ありが……って」     僕は手首を固定されながら、こう叫ぶ。     「レクチャーってこれかぁぁァァッッ!」     こうしてまったりとした冒険旅は始まったのだ。   ACT2 END
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