act3 ホークタウン

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キプチャク     イルハン地方……ここは非常に自然が豊かで、特に鳥類にとっては楽園の地方である。   また、クリル地方にも近く、クリル地方西端のワイルドマイルタウンからは歩いて1日と言うほど交易が栄えている。     そんなイルハンの東端の町、ホークタウンに今僕達はいる。     そこまで着くのにはいろいろとエピソードがあった。     休憩所の店で、フェインが水を沸騰させてコップを割ってしまったり、スライムを倒した時には、ローションとぬかして僕の体をスライムの死骸まみれにしようとする暴挙にもでようとした。     「とりあえずめぼしい装備品あるか確かめるべ!」     と言って宿屋の手配より先に装備品を買いに行ったフェイン。     僕は町の広場で待機だ。     ここでかった、水を飲んでみた。     やはり、自然の町だ。水が美味しい。     「ちょ!兄さん!気を付けろォッ!」   少年の声が聞こえた。
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