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クリムゾンの湯の扉を開ける。
湯気で何も見えないので手探りで前に進んだ。
本当に何も見えないな……
すると、滑りやすい床に滑ってしまった。
ルークの声がこだまする。
「目の前に……!」
ぼうとしているときに、僕はきちんとルークの話を聞くべきであった。たぶんクリムゾンの湯はそれが人気なんだろう。
むにゅ
少しひらぺったい胸が僕の頬にジャストフィットする。
「……て……てめ……」
改めて目をあけてみる。よく見覚えがある人であった。
その瞬間あることを思い出した。
クリムゾンの湯
フェインが選んだホテル
クリムゾンの湯の入口が赤いこと
「お前に今日生きる資格はないべ……」
もう一回ルークが叫ぶ。
「混浴だっ……!」
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