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「あなたと……合体したい!」
下半身を露出している男に対して僕はやや身をすくめた。
下半身を露出しているということは、松茸を僕のドーバー海峡の所に押し付けようとする……!
だとすれば……!
露出狂が胸元を叩きながら、突進してくる。
「1万年と2千年前からあ、い、し、てるゥゥッ!」
一時の風が吹いた気がする。
5秒、10秒、しばらくして露出狂は地に伏した。
「久しぶりにやったから緊張したなぁ……急所を何ヵ所かつくのは……」
後ろから拍手の音が聞こえた。きっとフェインに違いないだろう。
「コングラスレーション!コングラスレーション!達成おめでとうだべ……!達成おめでとうだべ……!」
そんな冗談はさておいて、ルークも駆けつけてきた。どうやら助けに来たよう……
「兄様……!やっと見つけました兄様……!ぜひがった……」
おい、何百合ルートならぬ薔薇ルート属性なんだ、こいつは。信じていたのに……!
「BOMB」
合体という言葉を察したフェインは案内屋のような呪文をルークの腕に放った。
ルークの悲鳴がこだまする……
そして朝が来たな
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