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朝になって町はある話題で持ちきりだった。
噂の露出狂が、大の字になって泡を吹いて気絶したと言う話題だ。
そうしたのは僕で、そうさせるようにしたのがフェインだということは、当事者2人とルークだけだったのは言うまでもないことであろう。
「……つまり、あの露出狂を倒して、それにとどめをさそうとしたレオンさんを僕が止めようとして、フェインさんもレオンさんの暴走を止めようとして炎が誤って僕のところに来たんですね?」
「そうなんだべ」
フェインはフェインで記憶を改ざんしようとしていた。薔薇族は認めないってことか。
「じゃあ、そろそろ次のところにいってくるべさ」
「ルーク、また会えるといいね」
別れの時だ。もう一回、僕はルークの頭を撫でる。
「は……恥ずかしいよ……とりあえずさようなら……」
顔を赤らめるルークは本当に可愛い。
さて、次のレクチャーは……
もう変態属性ついたな……
10分後
ある鷲がルークのところに来た。
ルークは顔を買えてあることを書き、鷲に渡した。
「赤髪の魔法使い来たりけり。きっとクルエさんの妹に……」
「クシュン!また誰か噂してるべ……」
フェインは(削除)を僕に当てながらこう不満げに言った。
ACT3 完
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