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見誤っていた。
あのレクチャーがハイレベルだと勘違いしたことだった。
いま、僕は鉄板つきのゴーグルをフェインに被せられて、ひたすら迷走してしまっている最中である。
「お……俺だよ……!レオン!仲間の……ユウキだべ!」
「ユウキって誰だよ!」
「零が松井、オレが松坂で……」
「んな事は聞いていない!」
と前途多難のレクチャーはますます困難を極めていった……
その頃、別所
「ぐおおおおおおおおおおおお」
女性がもがき苦しんでいた。長髪で金髪、少しばかり露出しているところがまた可愛い。
「ほら、言った通りだろ、止めておけって!」
お供のガイドが声を上げながら突っ込んでいく。
「くそぉ、うー」
次第に、女性が手にしているものの周りに光が発せられた。
お供のガイドがびっくりしたようにこういった。
「何と言うことだぁ……お前もこの銃を使えるのか?」
女性は苦しみながら顔をあげ、Vサインをしながら声高らかにのたまった。
「どうだい。私もこの銃を扱う資格があったんだよ」
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