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8月13日 朝 後半
父は名簿を見ていた…
「では公平に名簿の上から行くか下から行くか、銭を投げて決めたいと思う。投げて表だったら上から裏だったら下からだ」
僕は一瞬混乱したがまだ、出撃が決まった訳では無い事を理解した。
ホッとした。
しかし、もし下から行くとすると…
若松…若松大志!!
大志だ…姉さんと結婚すると言ってた大志が…死ぬ…
僕か大志が死ぬんだ…
「では、投げる」
父が銭を取った…
裏だった…
「では、下からだ…若松…矢部…茂木…準備せよ!!」
ごめん大志……
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