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嫌だ
イヤだ
イヤだ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
目を開けてもう一度だけでいいから俺を見て笑ってよ?
泣きながら…怒りながら…俺の名前を呼んでよ…
大将残してどうすんの?大事な人さえ守れなかった俺がアンタの大事の人守りきれる訳ないでしょぉが。
それに
俺ももうこの体じゃ戻れないんだよ?
ねぇ幸村…
なのにそんな幸せそうな顔しないでよ……
佐助は幸村の動くなった身体を抱きしめ幸村の顔に頭を埋めるようにして暫く泣いた
だんだん佐助の身体に痛覚が蘇る事もなく自分の意思も感覚もなくなっていくのが手にとるように分かるようになった
「あはは……旦那…俺様ももう駄目みたい…
大将ゴメン…旦那守れなかった……………」
意識が遠退いていくなかで佐助は幸村の言葉を思い出していた
「向こうの世界で待ってる」って言ってたけど本当に逢えるかな…旦那は純粋で俺は汚い……向こうに天国や地獄なんて無いことを祈るしかないよねぇ…
ねぇ神様……
どうか
どうか
彼方ではあの人とずっと…
ずっと一緒に居させて下さい
それと大将の事も待って…ハハ…俺大将の事も父親みたいで好きだからね ……そんでもって旦那と殴りあって…俺は横で笑ってて…
あの人が笑ってて…
どうか俺をあの人の傍らで…見続けさせて下さい………
俺の最後の我が儘を叶えて下さい……お願いだから…
とうとう佐助もゆっくりと闇に意識を全て堕としていった
最後には幸村の身体を守るように抱き絞めながら
終わり
てか終われ💦
※次はアトガキと云う名の言い訳と謝罪と説明→
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