第一章「悪夢」

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人で賑わう大通りの公園、街中、地下鉄…毎日いろいろな場所を探し続けるが、通り魔は見つからない 苛立ちがますます佐々木の中に募る 何も変わらない街に 何も変わらないこの状況 一生残る罪の意識 あの時ピストルに弾をこめていたら いくら後悔しても あの事件が無かったことにはならない 佐々木はきつく唇を噛み締めると、近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばしたのだった
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