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彼等が歩くと周りは憧れの眼差しで見る。
女は彼等のルックスと肩書きにうっとりする
男は彼らのルックスと権力に尊敬をいだく
「毎日、毎日、つまんねーな」
つまんなそうに龍之介がつぶやいた。
「あ!そうだった、今日、フランスから転校生くるらしいよ」
思い出したように隼人が言うと女好きの龍之介が目を輝かせた。
「金髪美女!!」
「うん」
「ブロンド」
「うん」
「美少女」
「うん」
「ホントに?」
「多分、、」
「多分じゃねえよ!はっきりせぇ!」
隼人と龍之介がじゃれあってる姿を笑いながら大和がみていると、慌ただしく走っている教師の姿が見えた。
それに気付いた大和は外の様子をみた。
教師が集まった先にいたのは一人の少女
腰の低い教師の様子を見ると、どこかの金持ちの令嬢にまちがいないことがわかる
しかし、彼女はそんな教師たちに更にお辞儀をし、謙虚な態度だった
「変な女、、」
大和は呟いて教室に帰っていった。
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