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いじめは少しずつ始まっていた
くるみのたった一人の教室に大勢の人がきてはごみ箱のように、汚いゴミを投げてくる
次の日は教室が水だらけ
その次の日も
その次の日も
いじめは続いていた
それでもくるみは動じなかった
「宮下さん」
ひとりぼっちの教室にチャラチャラした三人の男がはいってきた
「な、何?」
あぶない雰囲気
どうなるか感じ取った
それは、くるみの過去に一度あった同じ空気
思い出したくない過去がよみがえってくる
怖くて体が震える
男たちは一斉にくるみの手、足をつかんだ
「嫌、さわらないで!お願い、や、やめて~ !」
泣きじゃくっても男たちははなさない
くるみの制服が引き裂かれる
男達がくるみの肌を触ろうとしたとき
「何してんだよ!!!」
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