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それが正しいと言わん許りに忙しなく歩き続ける
しばらくするとそれはただの虚像だと気付かされた
そこから何が現実で何が妄想か境目の区別出来無い毎日が始まる
自我は確かにここに在るのに理解に苦しむ灰色の時間
足掻けばやっとふさがったかさぶたも剥れ
もがけば水に溺れるふやけた肌色の肌
ああ、もう限界だ
乞えば乞う程遠のく日常
それでも
咲き誇る
手折られて
枯れるまで
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