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「ただ…身体を動かしたからその……熱くなっただけだと…」
「……」
「除晃?…」
「稀犁殿……言い訳は、やめてくだされ…拙者…どれだけ心配したか…」
「わ…悪かった…大人しくしてるから…」
「まったく…今日は、拙者が一日面倒をみますからね?」
「う……わかった…」
さてさて、めでたく結ばれラブラブな除晃と稀犁でしたが……どうやら稀犁は、風邪を引いているのを内緒にして無理をしながら訓練していたらしく……すぐに具合が悪くなり倒れ…今、ベットの上に寝かされ恋人の除晃に説教をくらっていた。
「ぅ~……熱い…」
「ほっとくからでござる。」
「除晃……風邪がうつる……」
「本望です!」
「…風邪……だぞ…?」
「稀犁殿、うつせば治るとよく聞きますよ?それで、治るなら拙者に…」
「除晃…………臭い台詞をいうな…」
「顔が…さらに赤いでござる?」「!?…」
「嘘でござる♪」
「除晃~~!!!」
がぁああと怒るもののすぐに風邪のおかげでばてていると除晃は、机に置かれた薬と水を差し出した。それを見た稀犁は、青ざめたようにも見えた。
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