*純粋に好きです*(無双)

12/13
前へ
/24ページ
次へ
「え……と言うと…稀犁殿…」 「俺も……除晃殿が好きですよ……」 赤くなりながら除晃を見つめる彼…いや彼女は真剣な眼差しだった。だがなぜか悲しい顔にも見えた。 「俺みたいな男女は一緒にいたら同性愛と間違われますね……それに俺は女物の着物なんて持ってない……だから付き合わないほうがいいですよ……」 「稀犁殿…拙者…そのような事は気にしないでござる……」 今にも泣きそうな顔になった彼女を優しく抱きしめ落ち着かせる。すると傍にいた朱雀が(彼を信じなさい)と言うように小さくいなないた。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加