29人が本棚に入れています
本棚に追加
ある日、道端で倒れていた狐を拾った……顔が可愛いからすぐ家に連れて帰ってみたら……目覚めた途端……これだった。
『貴様……何だこのゴミ屋敷は……我をこのようなところに運んで何のつもりだ?ゴミ人間が……』
女の子だと思ったのに男かよ……最悪だ……こんな口の悪い狐(ヤツ)拾わなきゃよかったなぁ…とか言いながらも、もう一週間……早いよなぁ~
「おい、何をぼんやりしている?我のいなり寿司は、まだか?」
「ん?…なんだ元就、起きたのか?」
「…貴様、なにを寝ぼけている?我は先程から起きているぞ?」
腕を組みながら、椅子に腰掛け、怒りをあらわにする元就を見て元親は先ほど言われたばかりの事を思い出した。
最初のコメントを投稿しよう!