*もう少し風邪でもいいかな*(無双)

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「稀犁殿はそういうところも可愛いですね」 「な…いきなり何を…」 「風邪の時にしか見られない一面も好きですよ♪」 「うぅ…除晃のバカ…」 「稀犁殿?」 「うるさぃ………」 除晃は照れ臭そうに顔を隠す稀犁を微笑みながら見つめた。彼は彼女が寝るまで側にいるつもりだったが、眠気に負けて彼女の上に覆いかぶさりながら眠ってしまった。 「ぅぐ……おもぃ…除晃………」 「ん………」 「…寝てるのか…」 ぴくりとたまに動く彼を見て、起こしては悪いと思い暫く見つめてしまった。 「……たまには…風邪もいいかな……」 彼女は除晃に思いきり甘えられたので、幸せそうにうとうとしながら彼に感謝したのだった。もちろん風邪はすっかり回復していた。 Endimage=170651553.jpg
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