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先ほどした約束……いなり寿司を作ってやると自分から言ってすっかり忘れていた…!
「(ヤベェ!(滝汗))あぁ~!…わりぃ……その……忘れてた……」
「……忘れただと?……我との約束を……!」
プルプル震えながら怒る元就を見て、さすがに悪いと思った元親が近寄った瞬間、元就に思い切り蹴り飛ばされた。
「我が楽しみにしておったというのに……罰として、今日は我に指一本触れるな!」
「な!…何言ってんだよ!?すぐに作ってやるから、それは無しだ!」
「我は、今食べたい!それが出来ぬから、罰を貴様にやったのだ!」
「だから、すぐ作るって!」
「うるさい!貴様など嫌いだ!」
「な…!?…ちょ…元就!」
立ち去ろうとする元就を見て慌てて服を掴もうと手を伸ばした元親だったが……かなり慌てていたために元就のふさふさした尻尾をおもいっきり掴んでしまった…
「貴様……何をする!」
尻尾を掴まれた彼は鬼のような形相で殴ろうとしたが、なぜか力が抜けていく。
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