第一章

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バンデーン兵の一人がフェイト達に目を止めると何かを叫んだ フェイト達の側にいた兵士達がバンデーンにフェイズガンを向けるも敵の射撃により一人、また一人と倒れていった ロキシ「やはり…」 ロキシは倒れた兵士には目もくれずバンデーン兵を食い入るように見ていた ロキシ「フェイト、カイト、ソフィアおまえ達は先に逃げろ」 ソフィア「えっ!?おじさんたちは?」 ロキシ「ここでおまえ達が逃げるまであいつらを食い止める」 そう言いながら落ちていた銃を拾おうとすると側で一発の射撃音がした フェイト「…カイト?」 カイト「………」 ロキシ「カイト!!早く逃げろ!フェイト達も!!」 フェイト「…分かった。行くよカイト、ソフィア」 カイト「あぁ…」 ソフィア「うん」 ソフィアはラインゴット夫婦に頭を下げて先に走り出したフェイトとカイトに続いた 背後ではバンデーン兵が 「シーザー!シーザー!」 と叫んでいるが気にもせずにひたすら走り続けた フェイト「転送室はまだか!!」 カイト「もう少しだ!!」 そう話していると不意に後ろからかちんかちんと金属の物体が床にぶつかる音がした カイト「もう来たのか!?」 後ろを見るとシーザーが迫っていた シーザーは人間くらいの大きさがあり蟹か蜘蛛のような形をしており胴体は半球形でそこから四本の足が突き出ている フェイト「もう少しなのに…クソ!!」 すると側に落ちていた鉄パイプを拾いシーザーに向かって走って行き殴り付けた ソフィア「フェイト!!後ろ!!」 フェイト「クッ!!」 バシュゥン カイトが持ったままだったフェイズガンでフェイトの後ろにいたシーザーを射撃した フェイト「助かったよカイト♪」 カイト「気を抜くなよフェイト!!シュミレーターと同じようにやれば大丈夫だ」 フェイト「そうだね♪」 その後も何体かシーザーが来たが駆動部を狙って破壊していたが数が多すぎた フェイト「まだ来るのか」 カイト「しつこい…」 突然側にいたシーザーが一体いきなり壁に向かって飛んで行き煙を吹き上げて動かなくなった
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