鏡と通り魔

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「やっぱり窓閉まってるじゃん…」   窓を指して文句をたれる妹を引きずるようにして姉はペンションを出ようとします。   「いい加減にしてよ!お姉ちゃんさっきから何やってるの!?」   たまりかねた妹が、 姉に向かって声を荒げた。   それを制するように姉はこう言いました。   「私がさっき見ていた鏡に、あんたのベッドの下でニヤニヤ笑っているへんなやつがうつってたんだよ! あれが警察の言ってた変質者だよ!」        
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