ベットの下男

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そして次の日。   A子は昨日の非礼を詫びると同時に、どこかへ食事にでもB子を誘おうと思い、 B子の部屋にいった。   しかしそこには警察車両と大勢の野次馬がいた。   A子は人ごみをかきわけて入っていくと警察にB子の友人だと名乗り出た。   警察はB子が殺されたことと、 ちょっとわからないことがあるのでとショックを受けているA子をB子の部屋に入れた。   B子の血で染まったベッドの横に血文字でこう書かれていた。   『あかりをつけなくてよかったな』   …そう。 A子が鍵を取りに戻ったとき、すでにB子は殺されており、まだ部屋にはその犯人も潜んでいたのだ。 もしあの時電気をつけていたらA子も殺さていただろう。   ・・・ベッドの下の殺人犯に。        
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