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あぁ、仕事で疲れた俺を癒やしてくれる強田…
何気ない会話なのに元気が出てくる…
しかも何故だ
帰る道が一緒なんだけど。
「え!?コバセン35歳なん!?」
「あぁ、もぅ中年のオッサンなんだよ。」
「嘘やん、見えんて!!俺、20代後半って思ってた…」
嬉しいこと言ってくれるよ、この子は。
それに、笑顔が絶えない。
「それは言い過ぎだろ~」
「イヤイヤ、ほんまに。親父と2歳しかちゃうねんもん、ビビるわ!!」
お父さんと2歳差?って事…37歳か。
意外と若いんだな。
「はは、まぁ…よく童顔とは言われるよ。」
強田はよく笑いかけてくる。
それだけで本当に良い子ということがよく分かる。
お父さんもきっと良い人なんだろうな。
「…そういや、ずっと道一緒やな。俺ん家もうすぐやねんけど…」
「俺も家すぐだぞ?意外と近くなんだな。」
「じゃあ休みの日とかコバセン家に遊びに行ったろか。」
是非来てー!!
毎日来ても良いよ全然!!
強田だもの!!
俺の家の扉と心の扉は強田には自動ドアさ!!!!
「あ、ここだよ。俺の家。古いアパートに一人暮らし、一階の左端な。」
ちゃっかり教えちゃった☆
「…え…」
…ん?
どうしたんだ、固まって…
「俺ん家…コバセン家の上やねんけど…」
へ?
上?
上って…二階?
俺んちの上?
んんんんんデスティニー!!!!!!!!
強田の家が俺の上!!!!
近所どころじゃねぇよ!!!!
ってか何で気付かなかった俺!!
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