第一章 特別部隊『0』

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そのまま間合いを詰めてきりかかるアルス キィン、キィン、ガッ、キン アルスの連続攻撃を全て防ぎながらも勢いにおされ後ろに下がるケイ アルス「オラオラァ、防ぐだけで精一杯かぁ?」 攻撃の手を緩める事なく話しかけるアルス ケイ(ちっ…、なにが手加減だよ) ッキィ~ン!! 一瞬の隙をついてアルスの剣を弾くとケイはバックステップで距離をあけそのまま詠昌に入る ケイ「精霊よ、我が声に応じ汝の力分け与えよ、我が求むは光の刃 切り刻め、シャインエッジ!!」 ケイの前に光の刃が二つ現れ一直線にアルスに向かって飛んで行く アルス「ちっ!」 アルスはそれを横に飛んでかわす ケイはそれを予測していたかの様にアルスに向かって一気に間合いを詰め切りかかる アルス「甘い!!」 アルスはケイの攻撃を後ろに受け流すとがら空きになった脇腹に蹴りを放ちケイをふっ飛ばした ケイはそのまま壁に激突した ケイ「痛っ!くそっ!」 蹴られた脇腹を押さえながら壁に手をつき立ち上がろうとするケイ、顔を上げてアルスを見るとすでにアルスは詠昌を始めていた アルス「精霊よ、我が声を聞き汝の力分け与えよ、我が求むは裁きの雷 死ねぇ!テンライ!!」 アルスの頭上から巨大な雷が現れケイに襲いかかる ケイ「教え子相手に上級魔法すか!!」 ドォォォォン 大きな音と共に砂煙が周りを覆った アルス「フッ、実戦に教え子も教官もないんだよ」
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