第一章 特別部隊『0』

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ギルド(ほぅ、手合わせどころか会うのも初めてのわりには落ち着いてるな) レナの様子に感心しながら自分の銃に弾を込めるギルド レナも矢を持ちギルドを睨みつけたまま構えている アルス「二人とも相手の出方をうかがっているな」 アルスは二人の様子を見ながら語る ケイ「はい。レナは元々相手の出方を見てから戦い方を決めるタイプですしギルド教官とは初手合わせ、この状態がしばらく続くかもしんないっすね」 ケイもアルスと話ながら二人を見る アルス(さぁ、レナはどう動くかな!!) アルスがギルドに目をやった瞬間、動きがみられた 先に動いたのはギルドだ! ギルド「こないならこっちから行くぞ!」 そう言うとギルドは銃を撃ちながら横に走りだした! ダン ダン ダァン レナと一定距離を保ちながら二丁の銃を交互に撃つ レナも弾道を予測し紙一重でかわしながらも隙をみて反撃するがそれの倍以上に銃弾が襲い、中々攻撃に転じれずにいた レナ(クッ…、やっぱり同じ中距離だと銃の方が有利ね…) しかしレナは押されながらも落ち着いて、ギルドの動きを分析し始めていた レナ(とにかくまずは教官の足を止めないと!) レナは相手の弾が途切れた瞬間に魔法を唱える レナ「精霊よ、我が声を聞き入れ汝の力分け与えよ、我が求むは集まりし水の塊 アクアシュート!」 レナが唱えたのは水属性の初級魔法 レナが手のひらをギルドに向けると圧縮された水球が数個現れギルドに襲いかかった
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