第一章 特別部隊『0』

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ギルド(初級を詠昌破棄しない?聞いてた情報だと中級までは破棄出来るはずだが…) ギルド「フレイムシュート!」 ギルドは足を止めると詠昌破棄で同質の火球を放ち相殺させる レナに目をやるとレナは弓を構え走りだしていた ギルド「ちっ!」 軽く舌打ちをするとギルドは銃を構えレナを狙う が……、 カチッカチッ ギルド「しまった!!弾切れか!?」 銃をしまうと、的にならぬよう再び走り出す レナ(撃ってこない!?弾切れ…、もしくはフェイク…) 警戒しながらも矢を放つ ギルド(ったく、予定よりちょっと早いが…) ギルドは走りながら詠昌を始める ギルド「精霊よ、我が声に応じ汝の力分け与えよ、我が求むは地獄の業火 全てを焼きつくせ!メギドフレイム!!」 ギルドは地を滑りながら急停止すると集束された魔力を手のひらに集め地面に流し込んだ 直後… ゴゴゴゴ…、 地面が揺れはじめた レナ「な!?これは…、まさか上級まほ…キャアァァ!」 突如レナの足下で地が割れ大量の火柱が上がりだす 何とかそれをかわすがその拍子(ヒョウシ)に弓を落としてしまった 地割れと共に火柱がレナをめがけ襲いかかる レナ(くっ!!これを何とか避ければ…、チャンスは生まれる!) レナ「我が求むは貫きし水流 打ち砕け!アクアイレイザー!」 レナは走りながら圧縮した水をレーザーのように打ち出す中級魔法を半分詠昌破棄状態で発動させ火柱に向けて放つ ギュオーーーン! ドン!! ギルド「無駄だ!それぐらいではこの炎は消せないぞ!!」 ギルドが言った通り火柱は消えなかったが ジュオォォォォ 蒸発した水が水蒸気となり辺りは霧に覆われた
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