第一章 特別部隊『0』

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売店へと続く階段を降りている途中でレナがなにかを思い出したように話しだした レナ「あ、そういえば知ってる?今日の実戦訓練、組織の総司令の人が見に来るらしいよぉ」 ケイ「はぁ?マジで!?」 かなり驚いた様子で話すケイ それもそうだろう 総司令といえば組織レギアスを治め各国の王との会談をしたり、街や村からの依頼を受け各支部にいる正規兵を派遣させたりと恐ろしく多忙な身だ その司令が訓練生の実戦訓練を見にくるとゆうのだから驚くのも無理はない 売店に着くと二人はジュースを買って近くにあるイスに座りながら続きを話しだした ケイ「でも実戦訓練を見にくるなんて今まで聞いたことないよな?忙しいはずなのに何でだ?」 レナ「そこまではわからないわよ。私も来るらしいって事しか聞いてないし」 ケイ「まっ、誰が来ても俺はいつも通りやるだけだけどな」 ジュースを片手に笑いながら話すケイ レナ「ケイはいいよねぇ、訓練生の中ではトップクラスの実力だし」 少し羨ましがりながらジュースを飲むレナ ケイ「そういうレナだって水属性の訓練生の中では上位クラスじゃん♪」 レナ「水属性の中では…ね、でも今日は訓練生全員でやる訓練だからどうかなぁ、相手によっては恥ずかしいとこ見られる事になるかも~///」 レナは顔を赤くしそのまま下を向いてしまった ケイ「まぁ今考えてもしょうがないよ、後はその時次第だろ?」 レナに話しかけながらイスを立ち上がると飲み終えたジュースのカップを捨てながら時計を見た ケイ「やべっ!レナ、急がないと遅れるぞ」 レナにそう言うとケイは少し早足で訓練場に向かっていった レナ「あ、ちょっと待ってよ~」 レナもカップを捨てると走ってケイを追いかけて行った
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