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『ほな一緒にクラスを見に行かへんか?』
にっこりと微笑みを挧月に向けて手を握ろうとする棘の手を摺り抜け
『うん、そーだね。
ってかなんでアンタと手を繋がなきゃいけないわけ?』
『ええやん』
手からして明らかに違う
バレるのはやばいしなんとかして逃げないといけない
棘は何もなかったような顔をしながらも挧月の隣を歩きクラス発表されている場所へと足を運んだ
『俺はぁー…A組やな。
挧月ちゃんはどぉや?』
『A。』
『ほな、一緒やわ🎵
やっぱり運命ってヤツかもしれへんね✨』
『何が運命だよ。
気持ち悪ぃ…(>_<")』
挧月は棘の言葉を無視しながら心配そうに発表されている紙をずーっと見つめていたことに棘が気付き
『大丈夫やって🎵
挧月ちゃんに何かあった場合は助けたるわ(>艸<*)』
『…自分のことぐらい守れるよ。』
自分のことぐらい
自分でどうかしないと…
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