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全身を黄色で包んだその男は、言わなくても誰だか分かるだろう
『よう、プリン 久しぶりだな
前のスマブラ以来か?』
分かっているくせに嫌な事を聞いてくる
しかし、俺もポケモンの一員、彼の機嫌を損なえば、仕事を失いかねない
『イヤだなぁピカチュウさん 間に本編で何回かご一緒させて貰ってますよ』
ソファーを譲りながら、できるだけ笑顔でオレは答える
『えっマジで⁉ いやー悪かったな 不思議なダンジョンとかで忙しくてよぉ』
ここのソファー固ぇなぁ~とか呟いてオレとの待遇の差をわざわざ知らせながら、奴はタバコをくわえる。
火をつけろというサインだ
オレは笑顔を崩さず奴のタバコに火をつけた
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