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借金取りの男の剣幕に押され母の顔色は真っ青になり、今でも倒れそうになっている。
「やめろ!」
直哉は母の前にでて男を睨んだ。
「なんや、お前の親父は保証人の意味もわからん馬鹿なんか?
まぁ・・・保証人になる奴はみんなおめでたい馬鹿ばっかりか♪」
男は笑いながら直哉に毒を吐いた。
「なんて言った!」
直哉は顔を真っ赤に染め男の襟を力任せにつかみとる。
「お前の親父は馬鹿言ったんじゃ!ついでにその息子も馬鹿じゃ!なぐったら、暴行になる事もしらん・グェ!」
男の顔が直哉の拳を受け歪む
「・・・俺が返してやる!親父が残していった大事なお金はお前みたいな奴には触れさせない!」
直哉は男を睨み付けながら、言った。
その顔には強い信念が刻まれている。
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