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そんな平和な町をずんずんと歩いて行く一人の男……
藤村翔だ……
彼は不良の割りには、普通の不良とは違いたむろすることや馴れ合いを好まない。
まさに一匹狼と言う言葉の似合う男だ。
そんな彼は今日も町を歩く……
俺は藤村翔だ。
まぁこの野丸町の住人の一人。
俺は今、普通の不良みてぇに町ん中歩いてるわけだが……
俺だってこう見えて、数ヵ月前まではちゃんとした高校生だったんだぜ?
少し喧嘩をやらかしちまったからな。
不良はみんながみんな、ただ単に悪じゃねぇってこと。俺は、案外過去に拘る男だからな。
少し俺の話をしよう。
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