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「ちはー、丸妖宅配便っス!」
「あらぁ、いつもご苦労様ぁ」
こうやって時々やってくる、妖魔人専用の宅配屋。
彼らはパッと見、人間界の宅配屋と同じだが、人型から大きな鳥型に化けられる超鳥族の一族なのだ。
そんな豆知識は、さておき。
届けられた小包の山を、みんなで眺める。
「うわー、いつもながら、いっぱいだね」
「蒼大宛てのもあるわよぉ。お友達…彼女からかしらぁ?」
からかう架那に蒼大くんは少し、はにかむ。
「えっ、蒼大くん彼女いるの!?」
「ち、ちがうよ!ハルちゃんは、ともだちで…」
モジモジ蒼大くん(7歳)。
「お前、片想いか~。…いいか?友達止まりで終わらせたくないなら、まず、かっさらって告れ!で、無理矢理、婚約指輪を贈るんだ!」
「……蒼大くん、夕羅のアドバイスを聞かない事があたしのアドバイスだよ」
ガサガサと包みを開けていた架那が、あたしに大きな袋を渡した。
「里のみんなからよぉ」
「わぁっ、キャラメルだ!…と、手紙?」
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