☆ボク、六左衛門です。☆

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「………………。」  途方に暮れる探偵団。  事件(?)は迷宮入りなのか!?  くぅ…っ!(あきら)めるな、六左衛門(ロクザエモン)!倒れるな、六左衛門!!  (いと)しの架那(カナ)さん、我に力をぉをぉぉぅっ!!  ――…すると、(いの)りが通じたのか、証言者の1人がゆっくりと地面に手を伸ばした。  Cさんだ。落とした入れ歯を発見したようだ。 「(入れ歯・装着☆)…あ~の~、ワシ、犯人知っとりますだ~」  な、(なに)ぃぃぃ!!? 「犯人は……」  老人Cさんが指差(ゆびさ)したのは。  あれ? 「……そんな…そんな事って…」  驚愕(きょうがく)の表情を浮かべる水鳥さん。 「まさか、貴方(あなた)だったとは…」  是枝さんも、信じられないといった表情。  それもその(はず)。犯人は…
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