☆ごってりマダムはアレがお好き☆

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 困るあたしの手を取り、マダ~ムはキラキラした(ひとみ)で息子自慢を続ける。  その様子を、架那は面白そうにニヤニヤしながら無言で見ていた(助けてくれないワケ!?)。  うぅ……そろそろ、来そうだ。 「今度は息子もここに宿泊させるから、一度会ってみないざますか?」  ドタドタ走る音と、大声が同時に響いた。 「ちょっと待った~~~っ!」  ほら、来た。 「綺流兎ちゃんは、俺の!俺による!俺の為の綺流兎ちゃんだ!!」 「夕羅…(なに)言ってんだか、自分でわかってないでしょ…。」  夕羅の迫力に引いてるマダム…(いや)、マダ~ム(どっちでもいいがな)。 「あ…あら、冗談ざますよっ!オホホホ……ホゥっ!?」  (なに)かを発見したらしく、彼女の目は一点に釘付け。  ただならぬ様子に、架那は石化したマダ~ムの肩を揺すった。 「マダム、一体どうし…」 「小☆動☆物ぅぅぅ!!」  ソファーからビョンと跳ねたかと思うと、彼女は獲物(?)に(ほお)()りしていた。
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