神話崩壊

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皆さんは、日本古来の神々を知っていますか? 有名なのはアマテラス・ツクヨミ・スサノオなどでしょうか? 私は、淡路島出身もありイザナギを奉る神社があり、 イザナギとイザナミが、最初に作った島が淤能碁呂(おのごろ)島とされ、沼島とされます。(他にも淡路島や友ヶ島、架空の島と異説有、淡路島にはおのころ神社があります。) その島から国産みを始める事となり、二度の失敗の後、大八島を産み、続けて六つの島を産みます。 ちなみに産むと言うのは、そのままの意味で、島は二人の子供です。 その後、神々を産みます。二人の間に生まれた最後の子は、火の神で、イザナミは陰部を焼かれ、それが元で死んでしまいます。 イザナミは最初の死者となり黄泉の国に渡ります。 イザナギは、イザナミに会いに行きますが、腐敗したイザナミを見て恐怖し逃げてしまいます。 黄泉の国から戻ったイザナギは、汚れ(けがれ)を清めるさいに目からアマテラス、ツクヨミが、 鼻からスサノオが生まれます。 そのスサノオの子孫が日本の王となり、果てには神武天皇と繋がっていきます。 と、おおまかなあらすじですが、 実はこの話し、ほとんどが当時の権力者の都合の良い様に作り変えられたとも言われています。 神武天皇に繋がる所や建国2600年とか、色々矛盾してる部分があったり、 イザナギとイザナミ以前の神々は、話しにあまり関わらない様にしてあったりと、 まぁ色々あります。 中には、本当にあった話しではないか?と言う所もあります。 スサノオのヤマタノオロチ退治の話しは、製鉄技術を奪う為に行なった武力侵略の話ではないだろうか。 とある集落で製鉄が始まり、それまで青銅武器が主流だった大国は、製鉄技術に恐れ奪いに行った。 山に製鉄所が八つありその燃える様子を蛇の眼と表し、ヤマタノオロチが出来上る。 侵略し技術を手に入れた大国は鉄製の武器を手に入れた。 これが草薙の剣となったのだろう。   こういう風に実話から人から人へと伝わるうちにスサノオ伝説になったのかもしれない。権力者は民衆に侵略したとするより、化け物を退治したとするほうが、正義だと偉大だと、いくらでもすりこます事ができる。 大昔なら化け物の存在は信じられていたし、見た事もない一振りの剣を持ち帰り見せる事で、信憑性を増大させる事が出来る。 この様に考えて神話を見るとなかなか楽しい。
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