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他の国や宗教も大抵は、政治に利用され改変されてるのが、まぁ普通です。
だから敵対する国や宗教の神の中には、自分の所では、悪魔となっていたり、追放されていたりしています。
逆に国から国へと伝わるうちに自分の国や宗教の神様の元、
つまりは、由来となっている場合もあります。
日本でも七福神の大黒さんは、元々破壊と再生の神、インドのシヴァからきています。
外見は鬼神で、破壊神呼ばれる恐ろしい姿ですが、輪廻の考え方から死から生、生から死、破壊からの再生、つまり自然そのもので、生き物もそうですが、
暴風雨などの自然災害ののちに一度土地は破壊されますが、破壊された土地は肥大な栄養の有る土地になり、新しい命を育む事となります。
その話から、耕した土地に野菜や穀物など、農業と結び付けて、豊作の神、福の神、大黒さんが、生まれたわけです。
ちなみに大黒さんは、スサノオの子孫の大国主とも同一視されることもあります。
大国主は農業が得意と言う伝承なのです。
では、破壊神の面はどこに行ったのか?
実は別の姿があり伊舎那天と呼ばれ、大黒さんが怒った姿です。
大国主の場合は色々説は有りますが、スサノオとも言われています。
由来の場合は政治的なものはあまり見受けられませんが、
悪魔や邪神となる場合は、大体想像出来るでしょう。
人間が、希望や恐れ、自然や人間を含む生き物達を見たり時には勘違いをしたり、
そうした中から神は想像され、敬われていきました。
ですが人間は、その存在だけで絶対的な力を持つ神を自分達に結び付けて、守られている、自分達は選ばれている。
私はそうしてきた様に思います。
政治や思想の有無に関わらず、人間は希望と恐怖が無ければ生きる事は難しい。
神は、同時にそれを与えてくれる存在なのでしょう。
神話に登場する神々や宗教的観点から生まれた神々
人の物語などの創作から生まれた神々も
自然災害などの人外な力に対する恐怖、そこから助けを求めた人々の希望から生まれたにしても、
真に始まりは、自分の心の中に有る事を忘れてはいけない。
神は希望と恐怖、それは私たちの心に潜む善と悪なのだから。
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