14人が本棚に入れています
本棚に追加
幽霊は存在するか?しないか?
この場合の『存在』という単語の使い方に違和感を覚える。
ニュアンスの問題なだけだが、本来なら実在するかしないかという『実在』を用いるのが合っている様に思える。
普通に『存在』でも通じるわけなのだが、
『存在』だと、幽霊と言う言葉が有る時点で、
実在しようがしまいが、人間一人一人それぞれ違えど、
必ず幽霊と言う『存在』をイメージする。
この時実在する証拠は無くてもイメージした幽霊は各個人の想像の中に『存在』する事になる。
これは情報と同じ状態。
『存在』とは、人間が想像した時点で成り立ってる。
逆に実在していても誰もが、認知しない物が、あるとするなら、それは『存在』しないと言う事になる。
これは、人間視点でしかないのだが…
しかし、以上の考え方だと、『存在』と言う言葉自身を意味の無い物へと変えてしまう。
と、言うのも人間が想像した時点という部分で、全てが『存在』すると言っている様なもので、
『存在しない』と言う言葉がそのまま『存在しなくなる』のだ。
上手く言葉の意味を無くさずするには、何処かで境界線を引く必要がある。
それが、実在するかしないかと言う言葉では無いかと思うかもしれない、だから最初に実在が合っていると言っているが、
実在は、もっと固定された意味に感じ、
存在は、人間が想像したイメージが有るか無いか、と言う意味を持たないか?
『存在』と『実在』は、曖昧な境界線をもった『存在』ではないだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!