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俺は、地元和歌山の高校に通う事になっていた。
普段から仲のいい、A山とは同じ高校に決まっていた。
もう一人仲のいい、O西は、大阪在住なので、大阪の高校に決まっていた。
3人でお別れ会をしようと計画した。
しかし、前日から体調が悪かったA山は当日熱が出て、お別れ会にこれなかった。
仕方がないので、O西と二人で、予定していたレストランで昼食をとりつつ、二人で話し込んでしまった。
俺「今日、A山来れんくて残念や・・・↓」
O「せやなぁ・・・でもまぁ、せっかくのお別れ会やから今まで出来んかった話しとかしよよ☆」
俺「やな!」
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そんな話をグダグダとまとまりもつかない時に、俺の携帯がなった。
俺「電話・・・!A山からや!!」
電話の内容はまだお別れ会しているかと言うこと。
A山は熱があるのにも、無理をして、わざわざ来てくれることになり、15分後に着いた。
そこから、約1時間近く3人で話していた。
そして、話にも区切り良く、O西が切り出した話に耳を傾けた。それも、何気ない始まりだった。
O「あのさぁ・・・周には言って無かったけどさ、ウチ・・・引っ越すんよ。九州の福岡にさ。」
O西は笑顔できりだした。でも、笑っていなかった。
俺「O西・・・?嘘やんなぁ(笑)」
俺はふざけたように言ってみた。O「嘘やったら…えぇのに、嘘やったら…こんな必要もない涙何かでぇへんのに!!」
泣いていた。初めてO西の涙を見た。
A山は知ってた。だから、熱があるのに此処にいる。
俺「A山!!A山はいつから知ってたん?クラスの皆は?T石はしってるん?(涙)」
A「夏休みの前から。T石もクラスの皆も知ってる。今日まで知らんかったんは周だけや。」
俺「なんで!!なんで俺だけ言ってくれへんかったん!?クラスの皆はグルやったん!?」
A,O「言ったら、周絶対泣くやろ?(涙)」
俺「・・・いついくん?」
O「…明日。」
俺「じゃぁ、今日でバイバイなんやな・・・」
O「・・・うん。バイバイや。でも、メアド変えへんし、番号も変えへんからよ!!」
俺「当たり前や!(涙)」
O「A山のこと、あんまり虐め過ぎんなよ☆これからも3人心は一緒やで。もう行かな…バイバイ」
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